海外移住と言えば、最も大事なのはVISA問題!
ビザって国によって色々なものがあって、良く分からないよね!
もちろん現地の方と結婚すれば話は早いのだけど、
それ以外の方法って何があるのか知りたくない?
知りたい!例えば一人で移住するならどうしたら良いの?
今回は、タイ移住の事ばかり考えてきた私がたどり着いた、
「タイ人と結婚しなくてもタイ移住する方法」を綴っていくよ
”おひとり様”ってことだね!頑張って勉強するー!
おひとり様って大きな声で言わないで下さるかしら。
この記事はこんな人におすすめ
この記事を読んで出来ること
タイ移住のためのビザに関する知識を学ぶことが出来る
タイ移住のためのビザ
海外移住するために最も重要なこと、そう、それはビザ!
私もタイ移住するにあたって、最も時間をかけて考えて、禿げ散らかしそうになりながら悩んだのが、このビザ問題。
移住したいけど、ビザってどうなってるの?
そもそも、どうすれば良いの!??
という方も、多いのではないだろうか。
タイ国籍の方と結婚すれば、配偶者ビザ(Non-immigrant O)が取れる。
ある程度規模のある現地企業に就職すれば、会社で就労ビザ(Non-immigrant B)が取れる。
しかし私の場合、タイ人との結婚でもなく、日本で起業しているため現地就労でもなく…
そんな私は…what should I doooooooo!?(号泣)
と、まさに “迷える子羊” 状態でした。
あれこれ調べ、悩み、大使館に問合せたり、現地の方にあれこれ聞いてみたり…
そんな迷いに迷って調べ尽くした私がたどり着いたビザ情報を、この記事で綴って行きたいと思う。
タイビザの種類
大使館に行って自分で申請できるタイのビザには、大きく分けると4つある。
(あえて、ノービザの説明は省いている事をご了承ください。)
1. ツーリストビザ
いわゆる、観光ビザ。
タイに観光目的で滞在する場合、ノービザの滞在可能日数(30日)を超える場合に必要なビザ。
最長60日までの滞在が出来て、タイ入国後1回のみ30日の延長が可能。
ノービザからツーリストビザへの切り替えが出来ないのでタイ入国前に大使館などで申請しておく必要があるので注意!
とりあえずノービザでタイに行って、30日超えそうだったら
ツーリストビザに切り替えよ~!は出来ないので注意!
ツーリストビザには基本的に以下の2種類がある。
有効期間内(90日)であっても一度タイを出国してしまうと失効する「シングルエントリー」。
有効期間内(180日間)であれば再入国が可能な「マルチプルエントリー」。
2020/10/2~2021/9/30、特別観光ビザ(Special Tourist Visa)の申請が出来るようになっていて、90日間滞在可能だよ。
タイ入国後は2回(90日×2)まで更新可能で、最大270日間滞在できるよ。
2. ノンイミグラントビザ
ノンイミグラントビザは、滞在目的によって細かくカテゴリー分けされている。
ビジネス目的、就労、現地の学校に通う場合、ワーホリ等のボランティア、配偶者ビザなども全てこのノンイミグラントビザのカテゴリーに入っている。
観光ビザでは無い方のほとんどは、この中のいずれかに当てはまるのではないだろうか。
ちょっと特別な滞在目的でカテゴリーされているビザは以下の通り。
ノンイミグラントビザは、この13種類のカテゴリーに細かく分かれているよ。
3. イミグラントビザ
タイに永住することが出来る、天下の永住ビザのこと。
これですよ、これ…。本当にほしい…(遠い目)
良い響きの永住ビザだが、当然たくさんの条件をクリアしなければ取得できない。
《 イミグラントビザ取得のための最低条件 》
・配偶者がタイ人であること
・タイで就労許可証を取得して3年以上働いていること
・タイ語でのコミュケーション能力があること
・日本人は年間100人までしか取得出来ない
調べる限りはこの条件だが、実際に申請する際の書類の中には、さらに色々な条件が記載されているという噂も。誰かお持ちの方がいたら、是非とも情報求む。
さて、ここまで自分で大使館や領事館に申請できるビザを綴ってきたが、問題は
私は、どれにも当てはまらない…(涙目)
という現実を叩きつけられたことである。
意外とそういう方、いるのでは?
これまで紹介したビザの中で私が取得できそうなのは…
強いていうなら「EDビザ(学生ビザ)」か「ボランティアビザ」あたりだろう。
しかし、コロナでほとんどの語学学校が休校などしている状況の中でのEDビザ申請は、ほぼ不可能と言っても良い。
現地の方からも「現状、学生ビザの申請が通る事は、ほぼ無い」との悲報も聞いている。
消去法で残ったのが「ボランティアビザ」だが、当然ボランティアをする非営利活動団体からの招聘状を引っさげて労働許可証(ワークパーミット)を発行してもらう必要がある。
しかも、労働許可証に「ボランティア」という記載が無いといけないよ!
この記載が無いために申請や更新が出来なかった人もいるんだって!
いよいよ選択肢が無くなった。
絶望に打ちひしがれた私が発見した、タイ人と結婚しなくてもタイ移住(長期滞在)できる方法を綴っていこうと思う。
長期滞在ビザって?
長期滞在専用の「エリートビザ」という言葉を聞いたことがあるだろうか。
正式名称は「タイランドエリート」というが、私はここに辿り着くまで全く知らなかった。
このタイランドエリートビザは、大使館・領事館では申請できない長期滞在向けビザだという。
タイに長期滞在する場合や、頻繁に入出国をしなければならない外国人向きに作られた、タイ政府に特別に認められたビザだというのだ。
なにそれ!初めて聞いたー!!
「タイランドエリート」って?
タイランドエリートとは、タイの法律に基づいて2003年に始まった国家プログラムのこと。
外国人のタイへの長期滞在プログラムとして発足した国家プロジェクトで、世界中にメンバーがおり、2020年には1万人を超えるほどの人気ぶりだ。
こちらのタイランドエリート、大使館や領事館が直接運営しているわけではなく、タイ政府観光庁直営の国営企業「Thailand Privilege Card Co., Ltd.」が運営している。
バンコク市内からほど近いBang Rakにオフィスを構えるタイ政府観光庁100%出資の国営企業だ。
Thailand Privilege Card Co., Ltd.
110/2 North Sathorn Rd, Silom Bang Rak, Bankok 10500 Thailand
Telephone +66 (0) 2352 3000
タイ政府の方針が変われば、エリートビザ規定も変更されるリスクはあるね。
きちんとタイ情勢をチェックしておきましょう。
タイランドエリートにかかる費用は?
最も気になる「エリートビザ」の費用。
通常、他の国の市民権・永住権・セカンドパスポートなどの長期滞在用ビザは、かなり高額な費用がかかるイメージしかない。
オーストラリア留学時代に一緒だった友人がオーストラリア永住権を取得したのだが、たしか約700万円程かかると聞いたような気がする。
国によってもちろん金額は違うが、ヨーロッパのどこかの国で総額1000万かかるビザの話を聞いたことがある。1000万…恐怖に震える。
世の中、結局お金…なんて言わないで!
さて、ではタイランドエリートはどうだろう。
※レートは、本日2021年5月20日現在の「1バーツ=3.47円」で計算
決して安い金額では無いが、世界的に見てみるとかなり破格なことは分かる。
頑張って貯蓄すれば、20代でのタイランドエリート移住も夢ではないのだ。
今回は”おひとり様”の場合の料金を比べましたが、タイランドエリートには
ファミリー用プランもあるので、気になる方は公式HPをチェックしてみてね。
タイランドエリートを取得すると受けられる待遇
このタイランドエリート、取得後はとんでもなくVIP待遇を受けることが出来る。
特に注目すべきは、タイの銀行口座開設が出来るというところ。これ凄すぎ。
なんと、タイの大手銀行「バンコク銀行」と「カシコン銀行」の口座が作れるのだ。
ジーーーザス!
普通この銀行口座を作るには、当然のごとく労働許可証を持っていないとダメだし、資産証明(なかなかの高額な金額を自分の口座にまず入金することが出来ないといけない)など、色々な条件があるのだ。
私の知り合いも、銀行口座を作るのに、かなり苦労していた。
「バンコク銀行」と「カシコン銀行」の自分名義の口座があれば、コンドミニアムの契約や保険の契約など、タイで生活する上で困ることはまずない。
「大手銀行の口座を持っている=信頼(お金を払わずにバックレたりしませんよ)」になるのだ。
これは本当にジーザスな特典だと思う。
コロナ禍のタイ入国
コロナの影響で様々な入国規制が続いているタイだが、2021年5月20日現在、タイランドエリートビザ取得者のタイ入国は正式に認められている。
当然、入国許可証(COE)や陰性証明書、14日間のホテル隔離が現状では必須条件なので、こちらに関しては自分で準備したり大使館・領事館へ申請する必要がある。
コロナ禍でのタイ入国に必要な準備や申請に関しては、別記事で詳しくまとめているので、ぜひ参考にしてほしい。
タイランドエリートのメリット&デメリット
私なりに調査した結果の、タイランドエリートビザを取得するメリットとデメリットをまとめたので是非参考にしていただきたい。
まとめ
いかがだっただろうか。これが、一度は絶望に打ちひしがれた私が探し出した移住方法の一つ。
一時はタイ移住が迷宮入りするかと思ったわ。
完全にタイランドエリートの回し者みたいになっているが、この記事を読んでいる皆さんを勧誘したい訳ではない。
タイ人との結婚でもない。
(日本で法人登録をしているため)現地の就労ビザは取れない。
別にお金持ちセレブリティではないので、惜しみなく高額なお金を払えるわけでは無い。
そんな大使館・領事館で取得出来るビザに当てはまらない私のような境遇の方でも、頑張ればタイ移住する方法はある!諦めないでー!ということを伝えたいのだ。
移住に対して、私はこんなイメージを持っていた。
「移住ってお金持ちのボンボン(死語?)とか、富豪がするやつでしょ?」
「芸能人がハワイ移住とかシンガポール移住とかするよね~ほらガクトとか、ローラとか~」
「がっつり稼いだ老夫婦が、老後を海外で過ごすみたいなのは聞いたことある~」
海外移住したいけど、自分にはかけ離れた事だし…と諦めないで欲しい。
私のように、海外移住の知識の無いただのふまじめ人間でも、なんとかなる!のだ。
マイペンライ精神、最強説。
エリートビザ以外にも、タイ移住できる方法をまとめて
今後も綴っていきたいと思います。
最後に、私のタイ移住に際して、いつも相談に乗ってくれてアドバイスをくれる現地のプァン、そして私の移住を応援してくれている先輩ブロガーさん達に、声を大にして感謝の言葉を伝えたい。
Many Thanks!!
A big thank you to all who read through!
written by Ellie & Tio
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