エアラインに勤めていたころ「これって日本に持ち込めるの?」
という荷物に関する質問をされることが多かったの。
持ち込み荷物って国によってルールが違うもんね。
タイは色々と安いから、お土産をたっぷり買ってしまうけど、
日本へ持って帰れない意外なものもたくさんあるんだよ。
えーそうなの?どういうものがNGなの?
今回の記事では、エアラインでの経験から学んだ知識を踏まえて
「タイから日本へ、持ち込めない意外なもの」を綴っていくよ。
ちゃんと勉強して、いっぱいタイ土産を買いたいな!
この記事はこんな人におすすめ
この記事を読んで出来ること
日本へ持ち込み出来ないもの・課税されるものを知ることで、お土産選びに失敗しないようになる
お土産選びは旅の醍醐味!
楽しい旅行の思い出と一緒に選んだ現地のお土産。
あの人にはこれかな?
この人にはこれがいいかな?
自分へのご褒美にこれ買っちゃおう!
あれこれ考えながら選ぶ旅先のお土産は、特別なものになること間違いない。
考えるだけでワクワクするー!
しかし、考えてみてほしい。
もし、そんな思い出のたっぷり詰まったお土産が帰国時に空港でトラブルになってしまったら…
考えただけで、涙がちょちょぎれる。
私が某エアラインに勤めていたころ、楽しい旅行でのお土産を没収されたり課税されたりして、テンションが奈落の底まで突き落とされたお客様を、これでもかと見て来た。
中には、強い思い入れがあったお土産にも関わらず没収されてしまい、号泣&嗚咽で帰って行ったお客様もいた。
あの時のお顔は忘れられないわ…。
そんなお客様を見るたびに、正しい知識さえあればモヤっとせずに済むのにな…と、なんだか切ない気持ちでいっぱいになっていた。
どんなものが持ち込み出来ないのか、順番に見て行きましょう!
日本へ持ち込み出来ないもの:動物編
皆さん既にご存じかと思うが、日本にはワシントン条約というものがあり、日本へ持ち込み出来ない輸入禁止品、特に動物関連については、このワシントン条約が深く関わっている。
もちろん、海外旅行先からお土産を持って帰るだけでワシントン条約を隅々まで読む必要は全く無いのだが、興味がある方はこれを機に読んでみても面白いかもしれない。
私は航空業界に関わるまでは読んだことも無かったし
全く興味すらなかったわ。
はく製・革製品
ワシントン条約によって、これらの品目は日本への持ち込みが禁止。
タイらしいアジアンな置物や小物、インテリア等の一部に使われている事もあり、知らないで帰国すると没収されてしまうので注意。
タイは象牙の置物やワニ革が有名だけど、これは没収対象になっちゃうよ!
犬・猫
短期間の旅行なら、あまり無いと思うが、タイからペットとしてイッヌやニャンを連れてくる場合は「輸入」という扱いになり、決まった手続きが必要になるので注意が必要。
大切なイッヌやニャンと日本へ一緒に入国する場合、
これら全てをタイで済ませる必要があるの。
昆虫
生きた昆虫は、基本的には日本への持ち込みは禁止。
但し、研究用など特別な理由がある場合は申請すればOKになる場合もあるようなので、きちんと事前に確認が必要。
日本へ持ち込み出来ないもの:食べ物編
私が思うに、入国時に最も多いのは食品の持ち込みに関するトラブルではないだろうか。
同じ食べ物でも、加工されていればOKとか、乾燥していればOKとか、細々とした基準があって、かなりややこしいので、特に注意しておいた方が良いと思う。
控えめに言って、かなりややこしい。
フルーツ
タイといえば、フルーツが美味しいことでも有名。
日本だと高くて滅多に食べられない南国フルーツも、タイでは市場や露店で驚くほど安く手に入る。
感動するほど美味しいマンゴーや、甘いパイナップル、日本ではなかなか見ないランブータンやドラゴンフルーツ…
ついついお土産に持って帰りたいなと思ってしまうのだが、そんなあなたに悲報です。
フルーツは、一部検査を受ければ日本へ持ち込み可能なものもあるが、ほとんどが持ち込みNGと思っていただいて良いだろう。
ドリアンは検査を受ければ日本に持ち込み出来るけど
機内手荷物としては持ち込めないよ!(ニオイが…)
どのフルーツが持ち込めないのか、どれが検疫所へ申請すれば持ち込めるのか、調べるのに便利な植物検疫所の公式ページがあるので、ぜひ事前に調べてから飛行機に乗って欲しい。
輸入元の欄に「タイ」、植物指定の欄に「持ち込みたいフルーツの名前」を入れるとすぐに結果が見られてとても便利なサイト。
肉製品
肉についても、日本はかなり厳しいルールを用いているので注意が必要。
タイは鶏肉や豚肉を使ったタイ料理が美味しいので、私もついついチェックしてしまう。
「カオマンガイ(ข้าวมันไก่)の味付け鶏肉」や「カオカームー(ข้าวขาหมู):豚足」がパウチになっているものを見つけたりすると、ついついお土産に買って帰りたいなあ…なんて思ったりする。
お家でも本場のタイ料理が作って、タイ通ぶりたい!
しかし、肉は生・冷凍・加工に関わらず、ほとんどが検疫対象となる事を忘れてはいけない。
そして、そのほどんどが持ち込めないと思っていて良いと思う。
タイの有名な酸っぱいソーセージ「แหนม(ネーム)」も、タイ国内のコンビニ
などで気軽に買えるけど、もちろん検疫対象になるので気を付けて!
野菜
タイ料理には、よくわからない葉っぱが入っていることが多い。
トムヤムクンにはバイマックルー(ใบมะกรูด)が入ってるし、パッブン(ผักบุ้ง)の炒めものもあるし、タイでは日本では見たことない草をむしゃむしゃ食べている人が多い。
また、タイ料理に欠かせない唐辛子やタイハーブも、そこらへんでかなり安く売っているから、ついつい欲しくなっちゃうのだが、実は日本には持ち込み禁止になっている。
タイでついつい買ってしまいがちな野菜を例に挙げてみようと思う。
タイ料理に欠かせない調味料なども注意が必要よ!
まとめ
意外にも日本へ持ち込み出来ないタイ土産を知って、是非とも帰国時の失敗を無くしてほしい。
タイのお土産で人気の、スナックやインスタント麺などは心配ないので安心。
個人的には、タイは美容大国と呼ばれるだけあってサプリメントや薬が優秀なので買ってしまう。
日本では考えられないくらい安い。
調子にのって大人買いすると、転売目的かと疑われて
荷物検査場で止められちゃうので注意してね。
大切なお土産でトラブルに巻き込まれないために、ぜひ事前の確認は怠らないで欲しい。
そして、声を、大にして、言いたい、
タイに行きタイっ!!!!!!!!!
お土産を没収されて空港で絶望に打ちひしがれる人が、一人でも減ることを願っています。
A big thank you to all who read through!
written by Ellie & Tio
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